2026年2月18日現在のイーサリアム(ETH)の短期テクニカル分析をお届けします。
現在、イーサリアムは2月上旬の急落後の**「底固め」**の局面にあります。チャート上では、下落トレンドが一旦落ち着き、ボトム圏でのもみ合いが続いています。
📊 短期テクニカル指標の状況
| 指標 | 状態 | 分析 |
| 現在価格 | 約311,000円 ($2,010前後) | 2,000ドルの心理的節目を挟んだ攻防。 |
| RSI (14日) | 約43.4 (中立〜弱気) | 30以下の売られすぎ圏からは脱出したが、50を超えられず勢いは弱い。 |
| MACD | デッドクロス継続 | シグナル線の下で推移しており、本格的な反転サインは未確認。 |
| 移動平均線 | 下向きのパーフェクトオーダー | 短期・中期ともに価格が平均線の下にあり、戻り売り圧力が強い。 |
📈 注目すべきレジスタンス・サポート
短期的な値動きの目安となる価格帯は以下の通りです。
1. 抵抗帯(レジスタンス)
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$2,100 〜 $2,170(約32.5万〜33.6万円): 直近の戻り高値。ここを明確に抜けない限り、レンジ内での推移が続くと予想されます。
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$2,400(約37.2万円): 2月上旬の暴落開始点。強気トレンドへの回帰には、この水準の突破が必須です。
2. 支持帯(サポート)
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$1,930 〜 $1,960(約30万〜30.4万円): 24時間以内の安値圏。ここを割ると、心理的節目の30万円維持が危うくなります。
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$1,750 〜 $1,850(約27.1万〜28.6万円): 急落時の最安値圏。最終的な防衛ラインとして意識されています。
💡 今後の展望と戦略
「ボトム圏での三角保ち合い」の形成
現在のETHは、急落後のリバウンドが限定的で、上値を切り下げながら安値を守る「三角保ち合い」に近い形を作っています。
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短期戦略: 上値が重いため、$2,100付近までの戻り売り(ショート)、あるいは**$1,950付近での短期リバウンド狙い(ロング)**の逆張り戦略が中心となります。
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注意点: トランプ政権によるFRB人事(タカ派懸念)などマクロ要因の影響を受けやすく、ビットコイン(BTC)の動きに引きずられる展開が続いています。独自の好材料(Fusakaアップグレード関連等)が出るまでは、耐える時期と言えそうです。
一目均衡表とボリンジャーバンドを用いた、より踏み込んだ分析をまとめました。現状の「煮え切らない相場」の正体がより明確に見えてきます。
☁️ 一目均衡表による分析:三役逆転の重圧
一目均衡表では、依然として**「三役逆転」**という非常に強い売りシグナルが継続しています。
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転換線と基準線: 短期の「転換線」が長期の「基準線」の下に位置しており、下落トレンドの勢いが死んでいないことを示唆しています。
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雲(抵抗帯)の厚み: 現在の価格のすぐ上($2,150〜$2,300付近)に分厚い「雲」が垂れ込めています。この雲が蓋となって、上昇しようとする動きを押し戻す圧力がかかっています。
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遅行スパン: 価格の26日後ろを走る遅行スパンも、当時のローソク足の下側にあり、本格的な反転にはまだ時間がかかることを示しています。
【結論】 雲の中に価格が突入し、雲を上抜ける(三役好転)までは、長期的な上昇トレンドへの転換とは判断しにくい状況です。
🔵 ボリンジャーバンドによる分析:エネルギーの蓄積
一方で、ボリンジャーバンドを見ると、嵐の前の静けさを感じさせる動きをしています。
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スクイーズ(収束)の兆候: バンドの幅が徐々に狭まってきています。これは価格のボラティリティ(変動率)が低下し、エネルギーが溜まっている状態を指します。
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±2σ(シグマ)の範囲:
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上バンド(+2σ): 約$2,180付近
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下バンド(-2σ): 約$1,920付近
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ミッドバンド(20日移動平均線): 現在はこの中心線付近でもみ合っており、上下どちらに放たれるかの分岐点にいます。
📈 今後の具体的なシナリオ
一目均衡表の「雲」と、ボリンジャーバンドの「スクイーズ」を合わせると、以下の2つのシナリオが想定されます。
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上放れ(強気): $2,200を一気に上抜けた場合。ボリンジャーバンドが開き(エクスパンション)、一目均衡表の雲の中へ突入します。$2,400を目指すリバウンドが期待できます。
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下放れ(弱気): $1,900のサポートを割り込んだ場合。ボリンジャーバンドに沿って下落する「バンドウォーク」が発生し、直近安値の$1,750付近を再テストする展開になります。
💡 補足:オンチェーンデータの動き
テクニカル以外では、イーサリアムのステーキング率が過去最高水準を維持しており、取引所への流入(売り圧力)が限定的である点はポジティブな要素です。
一目均衡表とボリンジャーバンドの分析を踏まえ、投資家が最も気になる「具体的な買い場(エントリー)」と「ビットコイン(BTC)との関係性」について深掘りします。
2026年2月現在の相場環境を整理すると、**「BTCに引きずられる弱気相場だが、ETH特有の底打ちサインを待つべき局面」**と言えます。
📈 具体的なエントリー(買い場)の検討
現在の価格(約31万円 / $2,010)周辺は、長期保有目的であれば悪くない水準ですが、短期トレードとしては「待ち」の姿勢が賢明です。
1. 押し目買いのターゲット(守りのエントリー)
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価格帯: $1,850 〜 $1,900(約28.6万〜29.4万円)
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根拠: ボリンジャーバンドの-2σ(シグマ)付近であり、2月の急落時に反発した「最終防衛ライン」です。ここまで引きつけて、下ヒゲを伴う反発を確認できれば、リスクリワードの良いエントリーポイントになります。
2. ブレイクアウト狙い(攻めのエントリー)
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価格帯: $2,180(約33.8万円)を明確に上抜けた後
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根拠: 一目均衡表の「雲」の入り口、かつボリンジャーバンドの+2σを突破するタイミングです。これまでの「上値の重さ」を解消した合図となるため、トレンド転換に乗る形での追随買いが有効です。
🔗 ビットコイン(BTC)との相関性分析
現在のETHは、自律的な上昇力を欠き、BTCの動きに非常に強く依存しています(相関係数は0.8〜0.9と極めて高い状態)。
ETH/BTC レートの悪化
注目すべきは「ETH/BTC」の比率です。
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現在、0.029 BTC 付近まで低下しており、2026年に入ってからイーサリアムはビットコインに対して「負け越して」います。
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理由: トランプ政権によるFRB(米連邦準備制度理事会)人事などマクロ経済の不透明感から、資金が「より安全な資産」であるBTCに集中し、アルトコインの代表であるETHからは資金が抜けやすい構造になっています。
教訓: BTCが$65,000などの重要サポートを割る局面では、ETHのテクニカル指標がどれほど良くても無視して急落するリスクが高いです。「BTCの下げ止まり」を確認することが、ETHエントリーの絶対条件となります。
🛠 今後の戦略まとめ
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短期: $1,900〜$2,150のレンジ内トレード。深追いは禁物です。
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中期: 一目均衡表の「雲」を抜けるまでは、現物の買い増しを急がず、余力を残しておくのが安全な戦略です。
Fear & Greed 指数: 現在、市場は「極度の恐怖(Extreme Fear)」の状態にあります。歴史的には大底に近いサインですが、ボリンジャーバンドがスクイーズ(収束)しているため、数日以内に大きな上下の揺さぶりが来る可能性が高いです。
リスク管理は、相場が動かない「凪」の時こそ重要です。現在の価格(約311,100円)を基準に、急落時の防衛策と上昇時の利益確定案を具体的にシミュレーションします。
📉 急落に備えた「損切りライン」の設定
ボタニカルバンドの収縮(スクイーズ)が起きているため、価格が下に放たれた場合は一気に加速するリスクがあります。
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第1損切りライン:296,000円 ($1,910付近)
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根拠: 直近1週間の安値圏であり、ボリンジャーバンドの-2σ(シグマ)を明確に割り込む水準です。ここを割ると、2月上旬の最安値を目指す展開が濃厚になります。
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最終撤退ライン:286,000円 ($1,850付近)
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根拠: ここを抜かれると、テクニカル的な「二番底」に失敗した形となり、20万円台前半までの深い調整を覚悟する必要があります。
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📈 上昇した際の「利確目標(ターゲット)」
上昇時は、一目均衡表の「雲」と過去の意識された価格帯が壁になります。
| ターゲット | 価格(目安) | 理由・戦略 |
| 第1利確 (短期) | 336,000円 ($2,170) | ボリンジャーバンド+2σ付近。一度反落しやすいポイントのため、半分を利確。 |
| 第2利確 (中期) | 372,000円 ($2,400) | 2月の暴落開始地点。一目均衡表の雲を完全に上抜ける水準で、強い達成感が出る場所。 |
| 最終目標 | 400,000円超 | 心理的節目の40万円。ここまでの上昇には、BTCの独歩高やETH独自のポジティブニュースが必要です。 |
🛡️ リスク・リワード比のシミュレーション
例えば、現在の311,000円でエントリーする場合:
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リスク(損切りまで): 約15,000円(-4.8%)
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リワード(第1利確まで): 約25,000円(+8.0%)
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比率: 1 : 1.66
一般的に、リスクリワードは 1 : 2 以上が理想的とされます。現状でエントリーするなら、もう少し引き付けて 305,000円付近で購入するか、あるいは **336,000円を突破した後の「押し目」**を狙う方が、統計的な勝率は高まります。
💡 アドバイス
現在は「ボラティリティの嵐の前の静けさ」です。注文を出す際は、**指値(Limit Order)だけでなく、急変時に備えた逆指値(Stop Loss)**を必ずセットしておくことをお勧めします。
このシミュレーションを基に、より具体的な「資金配分(ポートフォリオの何%を投じるか)」などの戦略についても深掘りしてみますか?